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Memsourceがコンサルティングサービスを開始:カスタマーサクセス部門責任者Andrea Tabacchiへのインタビュー

Memsourceは先日、お客様企業向けのコンサルティングサービスを開始しました。翻訳管理システム(TMS)の開発企業としては新しい試みとして、専門家によるコンサルティングをサブスクリプション型サービスとして提供します。このアイデアがどのようにして生まれたのか、この新サービスはユーザーにとってどのような意味を持つのかについて、カスタマーサクセス部門責任者のAndrea Tabacchiに聞きました。

コンサルティングサービスを始めようというアイデアを思いついたのは、いつですか?

アイデアはかなり前から我々の頭の中にありました。ただ、やるなら従来型のコンサルティングサービスとは違うものにしたいという思いが、チーム全員にありました。個人的にも、従来型のサービスは制約が多く、取っ付きにくくて冷たい印象さえありました。だから、お客様が必要なときにいつでも質問をしたり、サポートを求めたりできるような、機動的な新しいサービスを提供したいと考えたのです。時間数の上限などを気にせずに利用してもらえるものにしたいと思いました。そのようなサービスなら、こちらも時間を逐一記録したりすることなく、自由にお客様をサポートできます。また、次第にわかってきたことですが、このようなアプローチなら、お客様は契約時点でコストを明確にでき、莫大な予算枠を確保しておいたり、年度途中で予算の見直しを行ったりする必要がないため、調達や管理の面でもメリットがあります。

どのような翻訳業務コンサルティングのニーズがあると考えていますか?

移行の支援

まず、移行の支援というニーズがあります。事業の成長によって従来の翻訳管理システム(TMS)では不十分になり、より拡張性のあるソリューションとして、Memsourceに移行したいと考えるお客様が多くいらっしゃいます。ただ、プログラムやデータの規模にもよりますが、TMSの移行は非常に時間とコストのかかる作業になる場合があります。大きな要素としてはデータの移行ですが、それ以外にも多くの事柄を検討しなければなりません。つまり、事前に、どのコンテンツを移行し、どのコンテンツを残し、どのコンテンツを機械翻訳の学習用に使うのか、といったことを見極めるためのガイドが必要になるわけです。さらに、あまり注目されていない点として、TMSの乗り換えは、これまでの方法を検証して、現在のプロセスやワークフローがまだ有効なのか、それとも時代遅れになっているのかを確認する機会にもなります。移行プロジェクトに最初から効果的に取り組むことで、業務の最適化に向けた、適切な自動化や統合といった基礎を築けるのです。

また、お客様の翻訳コンテンツは、さまざまなコンテンツ管理システム(CMS)に保存されており、それらをすべてMemsourceに接続する必要があります。企業のローカライゼーション担当者は、現状の業務については熟知していますが、プラットフォームの移行や統合は未経験なことがほとんどです。移行は、業務に遅れや中断が起こらないよう、迅速かつ効率的に行わなくてはなりません。Memsourceのチームは、複雑な移行を数多く経験していますから、その知識を活かして、お客様の移行プロセスをスムーズに支援できます。

自動化や統合の支援

次に多いニーズは、自動化や統合の支援です。これは新規のお客様と、すでにご利用いただいているお客様のどちらからも依頼される事柄です。今日のビジネスでは、部門や役割に応じて、多様なツールが使用されています。例えば、法的文書の保存にはGoogleDriveを、ヘルプセンターの運営にはZendeskを、メールマーケティングにはMarketoを、ウェブサイトの管理にはAEMを使用している、といったケースがあるでしょう。これらのコンテンツを自動的かつシームレスに翻訳する仕組みを構築するという課題に対して、私たちMemsourceがお手伝いできます。実際の使用方法に沿うようにコネクタをテスト・調整し、APIを使った接続や自動化も支援できます。ローカライズ業務の自動化の基礎となる、アーキテクチャの適切な検証を行うことで、お客様のワークフローを真に最適化できるよう手助けできます。実際に当社には、大企業特有のユースケースを理解し、開発者が複雑な統合を実現して、円滑なプロセスを構築できるよう支援してきた実績があります。

機械翻訳の支援

3つ目は、機械翻訳(MT)の支援です。機械翻訳の品質が向上を続ける中、Memsourceも四半期ごとにMT関連の新機能をリリースしている状況です。企業にとっては、何がベストプラクティスなのかを把握するのが容易ではない時代になっています。当社には以下のような質問がたびたび寄せられます。

  • Memsourceに搭載されている機能を使って、MTの出力品質を上げるにはどうしたらいいですか?
  • 扱っているコンテンツは、MTエンジンをカスタマイズする学習データとして使えますか?
  • どの料金プランが自社にとって最適なのでしょうか?

技術革新の最前線にいるMemsourceは、MTの導入と最適化のあらゆる段階で、お客様を支援する体制を整えています。

Memsourceが提供する「サクセスプラン」とは、どのようなものですか?

2種類のサクセスプランをご用意しています。「スタンダードサクセスプラン」は、「エンタープライズ」エディションに含まれているもので、「アルティメット」エディションをご契約のお客様はアドオンとしてご利用いただけます。「プレミアムサクセスプラン」は、「エンタープライズ」エディションのお客様に限り、追加料金でご利用いただけます。

スタンダードサクセス

  • 専任のソリューションアーキテクトによるカスタムオンボーディング
  • 移行のベストプラクティスとAPIの統合に関するトレーニング
  • 専任のカスタマーサクセスマネージャー
  • 定期的なビジネスレビュー:お客様のデータの分析に基づく、効率を高めるための提案
  • Chromeの拡張機能:Memsource Extended
  • SSO(シングルサインオン)構成のサポート
  • Memsourceが四半期ごとに開催する招待制のワークショップやパネルディスカッションに参加可能

プレミアムサクセス

  • 共用のSlackチャンネルによる、迅速で緊密なコミュニケーション
  • 複雑なAPIに関するコンサルティング:開発者とのミーティング、アーキテクチャの検証、API関連の問い合わせへの迅速な対応
  • 移行コンサルティング:移行のベストプラクティスに関するトレーニング(翻訳メモリ、用語ベース、ファイルのインポート設定、メタデータなど)。カスタムスクリプトを使ったAPI経由の移行タスク自動化のサポート
  • 機械翻訳のコンサルティング:MTの指標、データクリーニングのベストプラクティス、各種MTエンジンの概要に関するトレーニングなど
  • 複雑なセットアップ構成の文書化や、必要に応じた更新作業のサポート
  • カスタムスクリプトによる開発
  • Snowflakeによるデータ分析のトレーニング
  • お客様が選択したテーマに関する、四半期ごとのトレーニングセッション
  • 外部の専門家を招いた限定イベントへの招待

新規ユーザーは、サクセスプランが必要かどうかを、どのように判断すればよいでしょうか?

Memsourceの前に他のTMSを使用していたお客様は、まずスタンダードサクセスプランの利用を検討いただければと思います。利用環境がシンプルで、自分のペースでトレーニングを受けながら進めたい人には、スタンダードプランが最適でしょう。

利用環境が複雑でワークフローのカスタマイズや統合が必要だったり、大規模なデータ移行の必要があったりする場合は、プレミアムサクセスプランをご検討ください。このプランは、ワークフロー内のタスクを自動化したい場合にも役立ちます。共用のSlackチャンネルを通じて当社の専門スタッフと簡単に連絡が取れ、不明点をすぐに解決できます。また、翻訳業務のさらなる効率化を求めるお客様にもお勧めです。当社のトレーニングにより、お客様のチームはローカライズに関する知識を深め、業界の最新トレンドを把握できます。

なお、Memsourceが初めて使うTMSで、パーソナル、チームスタート、チームの各エディションをお使いのお客様は、標準のサービスで業務のニーズをカバーできることが多く、すべてのお客様に提供される基本的なサポートで十分なケースがほとんどだと思います。また、すべてのMemsourceユーザーが参加できる認定プログラムや、ユーザーでなくても参加できるウェビナーもご用意していますので、こちらもぜひご利用ください。

既存のユーザーが、コンサルティングサービスを追加すべきかどうかを判断する目安はありますか?

ひとつの目安としては、そのチームがどれだけ忙しいかだと思います。もし、すでにパンク寸前なのであれば、コンサルティングサービスを追加することで、チームの助けになるでしょう。

もうひとつの目安は、その分野に関してどれだけの知識があるかです。私たちはトレーニングを提供するだけでなく、アイデアを出し合って、お客様が進みたい道をともに検証していくこともできます。

最後に、スクリプトの記述が必要かどうかという点もあります。自動化によって最適化したいタスクがあっても、それを実現するための知識や時間が足りないようなら、ぜひ私たちにお任せください。

なぜ専業のコンサルタントではなく、TMS開発企業のコンサルティングサービスを利用すべきなのでしょうか?

移行や自動化、API統合のプロジェクトでは、「悪魔は細部に宿る」とよく言われます。細かい点を見落とすと、後で痛い目に遭うという意味です。つまり、本当に役に立つアドバイスをするには、Memsourceの統合機能やAPI機能を熟知している必要があります。一般的な機械翻訳に関しては、外部のアドバイザーも選択をサポートしてくれるかもしれませんが、TMSが現在提供している、または導入を予定している機能をすべて把握しているコンサルタントは稀でしょう。

Memsourceの専門スタッフは、業界の幅広い知識を持ち、お客様のシステム導入を適切にガイドする力があります。それにより、お客様はスムーズなワンストップのコンサルティングサービスを受けられるのです。

最後に、コンサルティングに関するエピソードが何かあれば教えてください。

私がとくに誇りに思っているのは、あるお客様企業と一緒に行った統合プロジェクトです。プロジェクトを成功させるには、プロセスとデータの整理に加えて、アーキテクチャを徹底的に検証し、ほとんど、あるいは全く監視することなく、全てが自動的に進むようにする必要がありました。毎週何十万語もの文書が独自のCMSから呼び出され、処理され、Memsourceで何百人ものフリーランサーに自動的にアサインされるシステムです。翻訳が完成すると、自動的に元のデータに反映されます。業績や財務のデータはSnowflakeに保存され、BIツールで可視化され、月末に中央決済システムで利用されます。最終的に、翻訳作業を除き、人間の手作業を介さない完全な業務の自動化を実現できました。正直なところ、我々の技術の活用方法として、これ以上のものは想像できないほどのプロジェクトでした。このように、Memsourceがさまざまな組織の日々の業務で活躍しているのを見ることで、この上ない充実感が得られています。

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